ターナー【大運河、ヴェネチア】 1835年 原画サイズ(122.2 x 91.4cm) 所蔵:メトロポリタン美術館 ターナーは海の風景を数多く描いていますが、ターナーにとって海を描くということはただ客観的に自然風景を描いているのではなく、海の一瞬の表情を逃さず荒れ狂う恐ろしい海や、時に穏やかな、そして悲しい表情の海、様々な瞬間を捉えた力のこもった作品を描いています。この作品もそのうちのひと作品で、穏やかな大運河の表情が描き出されています。