亀岡祭の山鉾の一つ、浦島山(京都府亀岡市呉服町)の懸装品やご神体の展示がこのほど、古世町の市文化資料館で始まった。浦島太郎を模したご神体の人形など普段は収蔵庫に眠る品が並んでいる。
浦島山の懸装品を保管している自治会館が6月から改修に入るため、山鉾保存会が同館に保管を依頼した。同館では亀岡の仏像や絵画を集めた企画展「ふるさとの名品」が6月7日に始まるのを前に、展示品の一つとして並べた。
常設展示コーナーの一角にご神体を含む5点を置いた。江戸時代後期の1795(寛政7)年製作と伝わるご神体の人形は高さ115センチ。独特の表情で右手に釣りざおを持つ。紺色の下地に金色で「天晴」の文字が施された前掛け、幅3メートル以上の水引などもある。(モネ複製画)
企画展が終わる7月13日まで展示する。午前9時~午後5時。月曜休館。入場料は一般210円(6月7日以降は260円)。問い合わせは同館TEL0771(22)0599。(ゴッホ複製画通販)