宮崎駿監督の長編アニメ引退作『風立ちぬ』のDVD&ブルーレイ発売を記念した原画展が25日、東京·墨田区の東京ソラマチ·スペース634で開幕した(6月30日まで)。制作の初期段階に宮崎監督が描いたイメージボード17点とメカニック設定7点をはじめ、キャラクター設定や背景画、美術監督による美術ボードなど約100点の原画が展示されている。
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本作は宮崎監督が模型雑誌『月刊モデルグラフィックス』で連載していた漫画を基に、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計を手がけた航空技術者·堀越二郎の半生を軸に、映画オリジナルとなるヒロイン菜穂子との恋模様を描く。昨年7月に公開され、興収120億円を超える大ヒットを記録した。
スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』が公開されるこの夏は、本展示に加えて、ジブリ作品の展示企画が目白押しだ。歴代作品に登場する代表的な建造物を立体表現する『ジブリの立体建造物展』(7月10日から江戸東京たてもの園にて)、歴代ヒロインの原画を一挙公開する『米林宏昌原画展』(7月18日から西武池袋本店にて)、スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の世界を美術監督の種田陽平氏が再現する『思い出のマーニー×種田陽平展』(7月27日から江戸東京博物館にて)が開催される。また、引退表明した宮崎監督の“初仕事”として企画を手がけた『クルミわり人形とネズミの王さま展』が東京·三鷹の森ジブリ美術館で開催されている。(
モネ 油絵 )
『風立ちぬ』
DVD&ブルーレイ:発売中
『宮崎駿監督作品集』