英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで行われる海外メジャー「全英オープン」に、土壇場で滑り込み出場を果たした石川遼。英国に入っても合宿さながらのハードなメニューをこなしながら、15日(火)に2度目の練習ラウンドを行った。
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2週間前の国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で約2年ぶりの優勝を遂げたが、その前週から行っていた強化合宿はトーナメント中も続けていた。優勝カップを掲げ、ひとしきり優勝者の義務をこなした日曜日も、そのまま合宿中のコースに戻ってさらに30分ほどの打ち込みを行ったという。
その後も渡英直前まで、午前中に2時間半ほどの打ち込みとトレーニング、その後に18ホールのラウンドをして、終わってからさらに30分ほどの打ち込みとパター練習というのが日課。日曜日に現地入りしてからも、ラウンド前に3時間ほど練習場で打ち込みを行ってから、連日午後13時半に18ホールのラウンドを開始するというペースを崩していない。
月曜日はティショットを「刻み倒して」18ホール。この日は3番以外の13ホール(パー3を除く)をドライバーで攻めての18ホール。「無謀過ぎるなと思ったのは3ホールくらい。ポッドバンカーに入らないように打つと、セカンドの距離が長くなるというのがコース設計の意図。そこをどう攻めるかだと思う」と、両極端の攻め方で攻略イメージを膨らませた。(印象派絵画販売)
風が吹けば、想定していなかったところから打たされるのがリンクスの特徴でもある。「刻む場合とドライバーの場合、ホールの見え方も変わってくる。(パー3以外の)14ホール×2種類、28ホールくらい回った感じがする。臨機応変に対応していきたい」と、引き出しにはすでに多くの攻略パターンが詰まっている。(ウィーン分離派)