この1週間、日本の青森県は観光客で賑わった。1週間に約300万人の観光客を動員する日本最大の祭り「ねぶた祭」が開かれたからだ。大型の張りぼて人形の「ねぶた」を山車に乗せて行進する日本国内でも最も躍動的な祭りと評価される。祭りの参加者はリズムに合わせてぴょんぴょん跳び、これを見物する人たちも拍手しながら歓呼する。
このような青森ねぶた祭の熱気ほど、三村申吾青森県知事は情熱的だった。韓国に対する愛情と地方自治体間の交流の必要性、青森の自慢を熱く語る三村知事の話は終わらなかった。
--韓日関係がよくないため、地域交流も減っているのでは。
「地方と地方の交流を活性化するのは、相手の国や国民を理解するのに大きく役立つ。来年、青森-ソウル路線が就航20年を迎える。青森と韓国との観光·文化·ビジネス交流をさらに深めるために努力したい。特に済州道とは世界自然遺産を保有するという縁で、今まで『オルレ』トレッキングなど多様な分野で交流を増やしている」
--韓国を何度も訪問した経験から、韓国観光の競争力と補完点を話してほしい。(夜のカフェテラス)
「韓国は魅力的で、観光政策も先を進んでいる。特にソウルは案内板やWi-Fiなどがよく整っていて、免税店の競争力が優れている。青森が見習うべきだと思う。一方で、ソウル以外の地方の観光資源開発やホテル整備などでは不十分な側面がある」
--こうした点で2006年の開館後、東北地方の県立美術館では最多の観覧客を集めている青森県立美術館が注目されている。地域の底力を維持するため、どんな努力をしているのか。
「日本の各地方には固有の文化と風習があり、特に青森にはそういうものが色濃く残っている。県立美術館には青森出身の芸術家の作品のほか、シャガールの舞台背景画を展示するなど、さまざまな努力をしている(青森県立美術館は約7年間で観覧客300万人を記録した)。また、2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックと2020年東京夏季オリンピック当時、選手の合宿を青森に誘致するための検討にも着手した」(ルノワール テラスにて)