ユトリロ【パリのサン・ジェルヴェ教会】 1883年、フランスのパリ生まれのモーリス=ユトリロ。父親が不詳で、母親が忙しく、祖母との寂しい生活の中で次第にアルコールに溺れていき依存症になってしまう。しかし21歳のときに始めた画家の道で、才能が開花します。初期には暗い絵を描くことが多かったユトリロですが、だんだん明るい印象の作品に変わっていきます。この作品は、セーヌの河岸に立つ教会と、古いパリの街並が描かれています。