西池袋にカフェ「MUZEUM(ムゼウム)」(豊島区西池袋5、TEL 03-3984-0607)がオープンして2カ月がたった。店舗面積は55平方メートルで、席数は30席。(池袋経済新聞)
店主の華表由夏さんは今年2月まで、要町で6坪の小さなカフェ「クマドリ」を営業。「もう少し大きなところで」と考え、要町そばの西池袋に移転した。新しい店名は「美術館·博物館」を意味するドイツ語。旅先で出合った「古くていい物」をインテリアに取り入れる。
メニューはコーヒー、ジュース、スムージー、日替わりのスイーツなど。ランチタイムには「バターチキンカレー」(890円)、「アボカドと彩り野菜のナムル丼」(930円)、週替わりの「旅するご飯」(内容によって880円~)など約5種類をセットで用意する。
旅するご飯(日曜は休み)は華表さんが旅先で食べた料理、食べてみたいと思った料理を再現。これまでに韓国の「フェトッパ」、台湾「ルーローファン」、ギリシャ風「出羽先のレモン煮」、佐賀のご当地メニュー「シシリアンライス」などを提供した。「なくなっていくものを伝えたいという気持ちがあり、もともとは郷土料理を作りたかった。旅も好きなので、さまざまな国の料理を出しても面白いかなと思った」と話す。(ウィーン分離派)
夜のメニューは「フレッシュオリーブ」(350円)、「生ハーブソーセージ」(500円)、「グリーンサラダ 温泉卵のせ」(780円)、「特製スペアリブの煮込みとご飯」(1,300円)など。ランチの料理もアラカルトとして提供する。アルコールはビール、ウイスキー、カクテルなど(各550円~)。
スタッフの真田裕史さんは「昔のパリのサロンのような、いろいろな人が集まるカフェにしたい」と話す。「クマドリも古い物に囲まれた店だった。このような空間の中で『なんか落ち着くね』と感じてもらえれば」とも。
営業時間は平日=9時~15時30分、19時~23時30分(金曜は24時まで)、土曜=12時~24時、日曜=12時~22時。(日傘を差す女)