動物写真の世界的第一人者として知られる岩合光昭氏が、ライフワークとして撮り続けるネコの写真を集めた「ねこ~岩合光昭写真展」(TKUテレビ熊本主催)が23日、熊本市中央区の熊本県立美術館分館で開幕した。
TKUが開局45周年記念事業として企画した。会場は、人間との交流をテーマにした作品や「猫島」として知られる宮城県の田代島を追ったドキュメンタリーなど4つのゾーンで構成され、40年以上のキャリアを積んできた岩合氏の作品の中からネコを被写体にした約180点を集めた。
いずれもネコたちの愛らしいしぐさや表情が収められ、訪れた人は口々に「かわいい」を連発。岩合氏の「ネコ·ワールド」に癒されていた。会期は8月24日まで。午前9時半~午後6時半(土日祝は午後5時15分まで)。休館日は毎週月曜日。観覧料は大人1千円、高校·中学生800円、小学生以下は無料。問い合わせはTKU事業局(電)096·351·1140。
百貨店売上高6.8%減 6月·仙台
宮城県百貨店協会のまとめによると、6月の仙台地区の百貨店売上高(3社3店)は、前年同月比6.8%減の65億円だった。梅雨の長雨や最終土、日曜の大雨で客足が鈍り、消費税増税後、回復基調にあった購買意欲にブレーキをかけた。
衣料品は12.9%減の19億6900万円。夏物セールの実施時期が3店で異なり、盛り上がりを欠いた。
身の回り品は傘やサングラスに動きがあったが、紫外線(UV)関連商品や特選輸入ブランドの革製品などが苦戦し、14.1%減の9億9300万円だった。
雑貨は4.1%減の9億2900万円。5月に回復の兆しを見せた化粧品が伸びなかったが、美術・宝飾・貴金属が5月より11.3ポイント上向く5.3%減と急速な回復をみせた。その他の雑貨はウオーキングシューズが大きく売り上げを伸ばした。(肖像画制作)
食料品は食品フロアの改装効果もあり菓子、その他の食料品が健闘し、1.8%増の20億4500万円と、3カ月ぶりにプラスに転じた。食堂・喫茶は前年割れだが、土、日、祝日の昼営業が好評なビアガーデンが2桁の伸びとなった。
家庭用品は7.5%減の2億9700万円。除湿器や冷房家電の動きが良かったが、家具は高額品の回復が遅れている。(モネ複製画)