遼&松山、ミスを補い好発進
遼&松山、ミスを補い好発進

遼&松山、ミスを補い好発進

29/08/2014

「米男子ゴルフ·プレーオフ第1戦、バークレイズ·第1日」(21日、リッジウッドCC=パー71)
プレーオフ第1戦の初日に石川遼が10位、松山英樹が13位で発進。言うまでもなく素晴らしい数字だが、今日の2人には数字以上に素晴らしいものが見て取れた。
というのも、初日の2人のゴルフは本人たちがこの上なく満足する内容ではなかった。石川はドライバーショットが乱れまくったのに5バーディー、1ボギーの67。松山は後半からショットが「うまく打てなかった」が、それでも4バーディー、1ボギーの68。乱れてもミスしても上位に浮上できたのは、石川の小技であり、松山の執拗なパーセーブであり、どちらもミスを別のもので補うゴルフができたからだ。(日傘を差す女)
こういうときは2人ともスコアや順位に対する満足の言葉はほとんど口にしない。石川はグリーン奥のラフからフェースを開いてうまく寄せた9番の小技と「ここ数カ月で一番いい」というパットに「練習の成果かな」と胸を撫で下ろした。松山は11番、12番に象徴されるミスショットのあとのパーセーブに「感覚と結果のずれが少なくなって良かった」と安堵を見せた。
1つだけが秀でていてもスコアメークはできないが、1つぐらい乱れていてもスコアメークはできる。そんなゴルフの本質を感じさせてくれた今日の2人は、顔つきや仕草までベテランに見えた。(フォーヴィスム)


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