世界の舞台芸術を紹介する「2014国際児童·青少年演劇フェスティバルおきなわ」が26日、沖縄市で開幕する。日本を含めた15カ国から「ひょっこりひょうたん島オンステージ」など29作品を上演するほか、児童·青少年演劇の役割などについて考えるシンポジウムや「飛べイカルス」を観賞して意見交換するワークショップ、絵本展が開かれる。
29日まで沖縄市民会館など市内5会場で上演。31日から那覇·浦添市に舞台を移し、県立博物館·美術館など12会場で8月3日まで開かれる。
問い合わせは電話098(943)1357。
「細川家の名宝と細川護煕の風雅」展、きょう25日開幕
山形美術館開館50周年を記念した「細川家の名宝と細川護煕の風雅」展(山形新聞、山形放送8大事業)がきょう25日、山形市の同館で開幕する。会場では24日、張り詰めた雰囲気の中、国宝や国重要文化財の展示作業が進められ、細川護煕永青文庫理事長の確認を受けて開展の準備を整えた。
熊本藩主として代を重ね、700年の歴史を誇る細川家が収集し、永青文庫(東京都)に収蔵されている美術工芸品73点と、18代当主で元首相の細川護煕さんが創作した茶器や屏風(びょうぶ)など89点を一堂に展示する。細川家伝来の美術品と、護煕さんの作品を同時に展示するのは初の試みとなる。
近世細川家の初代藤孝が将軍足利義輝から拝領した国宝「柏木菟螺鈿鞍(かしわみみずくらでんくら)」、“細川ミラー”と呼ばれる国宝「金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)」をはじめ、茶聖千利休作の茶杓(ちゃしゃく)「銘ゆがみ」、剣豪宮本武蔵が描いた「紅梅鳩(はと)図」など、絵画、茶道具、書の名品が並ぶ。
護煕さんは政界引退後、陶芸の道に進み、書や水墨画、油絵まで表現の幅を広げた。最近では、細川家ゆかりの寺院に大作のふすま絵を描いて奉納。東北芸術工科大(山形市)の初代学園長も務めた。今回は、陶芸家川喜田半泥子と比して「半泥子の再来」とまで評された陶器のほか、書や屏風など多彩な美術の才能を披露する。(
日傘を差す女)
8月24日まで。開館時間は午前10時~午後5時で、毎週月曜日は休館。入場料は一般1200円、高校·大学生800円、小·中学生500円。土曜日は中学生以下無料となる。問い合わせは山形新聞社事業部023(642)7955。